Figma開発者利用規約

本Figma開発者利用規約(以下「本開発者利用規約」)は、Figma, Inc. (以下「Figma」または「当社」)のアプリケーションプログラミングインターフェース(API)、ソフトウェア開発キット(SDK)、および関連文書(以下総称して「開発者リソース」)の使用に適用されます。「お客様」という用語は、開発者リソースを使用する者(個人か法人かを問わない)を意味します。お客様が会社(雇用主など)またはその他の法人を代表して開発者リソースを使用する個人である場合、「お客様」は当該法人を意味し、お客様は、当該法人を本開発者利用規約に拘束する権限を有していることを表明し、保証するものとします。

1. その他の適用規約。本開発者利用規約は、当社のオンラインコラボレーションツール(以下「Figmaサービス」)へのアクセス権またはそれを使用する権利をお客様に付与するものではなく、当該アクセスまたは使用には、当社との別途の契約(FigmaエンタープライズまたはFigmaビジネスに関する当社とお客様との契約、またはこれが存在しない場合は、当社のサービス利用規約(https://www.figma.com/tos/)およびプライバシーポリシー(https://www.figma.com/privacy/)。以下「本契約」)が適用されます。本開発者利用規約は、開発者リソースの使用に関して本契約を補足するものであり、本契約の条項(責任制限の条項を含む)が適用されます。本開発者利用規約が本契約と矛盾する場合は、その範囲において本開発者利用規約が優先します。お客様がお客様のアプリケーションをFigmaコミュニティ(www.figma.com/community)で公開または販売する場合は、お客様とFigma間のクリエイター契約が適用されます。クリエイター契約が本開発者利用規約と矛盾する場合、Figmaコミュニティでのお客様のアプリケーションの公開または販売に関しては、クリエイター契約が優先します。

2. ライセンス。お客様による本開発者利用規約の遵守を条件として、当社は、関連文書の許可に従ってお客様のソフトウェア、アプリケーション、ウェブサイト、ツール、サービス、または製品(以下総称して「お客様のアプリケーション」)とFigmaサービスとのインテグレーションを開発、テスト、およびサポートする際に必要な場合に限り開発者リソースにアクセスすることができる、非独占的、ロイヤリティ無償、世界的(適用法で禁止される範囲を除く)、譲渡不可(下記の「譲渡」セクションに従う)、かつ限定的なライセンスをお客様に付与します。

3. セキュリティ。

a. お客様は、以下を遵守するものとします。(i)開発者リソースを使用するために取得したキーまたは認証情報(以下「認証情報」)を共有しないこと、(ii)当該認証情報およびすべてのログイン情報を安全かつ秘密に保持すること、(iii)開発者リソースにアクセスする手段としてのみ認証情報を使用すること。

b. お客様のアプリケーションは、セキュリティおよびプライバシーに関する業界のベストプラクティスに従うものとします。お客様は、お客様のアプリケーションがセキュリティの脆弱性を持たず、開発者リソースで安全に動作することを表明し、保証するものとします。

4. 制限。お客様は、以下を承諾し、これに同意するものとします。

a. Figmaは、お客様のアプリケーションのセキュリティテストを実施することができます。このようなテストには、Figmaの選択と独自の裁量により、侵入テスト、およびバグ報奨金プログラムの適用が含まれます。また、Figmaは、お客様のアプリケーションが当社の規約やポリシー、あるいは法令に違反していないことを確認するために、お客様のアプリケーションを監査する権利を留保します。お客様は、当該監査に関する問い合わせに協力するとともに、お客様のアプリケーションが当社の規約やポリシー、および法令に準拠している証拠を当社に提出することに同意するものとします。

b. Figmaは、独自の裁量により、開発者リソースを更新または変更する場合があります。Figmaは、APIおよびSDKに対する変更が後方互換性を有することができるようにするために商業上合理的な努力を払いますが、いかなる方法でも関連文書を変更する権利を留保します。Figmaがいずれかの開発者リソースの価値を低下させることを決定した場合、お客様に事前に通知するために商業上合理的な努力を払います。お客様は、開発者リソースの変更により、開発者リソースの新しいまたは異なるコピーをダウンロードすることが必要になる場合があることを承諾するとともに、開発者リソースの更新後速やかに最新バージョンに更新することに同意するものとします。

c. Figmaは、理由を問わずいつでも、お客様および/またはお客様のアプリケーションによる開発者リソースへのアクセスを停止または終了することができます。お客様がFigmaビジネスまたはFigmaエンタープライズの顧客である場合、Figmaは、お客様が本開発者利用規約に違反したとFigmaが誠実に信じる場合にのみ、非公開であるお客様のアプリケーションを停止または終了します。

d. いずれの当事者も、他方当事者に書面で通知することにより、本開発者利用規約を終了できます。終了した場合、お客様は、すべての開発者リソース、およびFigmaサービスのユーザーに関するデータまたはユーザーから取得したデータを削除し、当社のマークの使用を停止するものとします。

e. Figmaは、お客様のアプリケーションと競合する可能性のある製品または機能を有しているか、今後開発する可能性があります。お客様は、いかなるものによっても、Figmaが当該製品および機能を現在または将来開発、作成、使用、調達、市販する権利を損なわれず、また、お客様のアプリケーションに関連してお客様に補償することを義務付けられないことに同意するものとします。

5. 保証の放棄。法的に可能な範囲で、開発者リソースは、現状のまま、かつ提供可能な範囲で提供され、Figmaは、開発者リソースに関して明示、黙示、法定、その他にかかわらず、いかなる種類の表明または保証も行いません。これには、権原、商品性、特定目的への適合性、権利非侵害、隠れた瑕疵またはその他の欠陥の不存在、正確性、および既知または発見可能であるか否かにかかわらず、エラーの存在または不存在の保証が含まれますが、これらに限定されません。保証の否認の全体または一部が適用法に基づき認められない場合、この保証の否認はお客様に適用されない場合があります。ただし、上記に定めた保証の否認は、可能な範囲ですべての責任の完全な否認および放棄に最も近似するよう解釈されるものとします。

6. 補償。お客様は、以下のいずれかに起因または何らかの形で関連して生じた請求、紛争、要求、責任、損害、損失、費用および経費(合理的な法務および会計処理費用を含むが、これらに限定しない)について、Figma、その役員、取締役、従業員および代理人を免責し、補償するものとします。(i)お客様による開発者リソースへのアクセスまたはその使用、(ii)お客様のアプリケーション、(iii)お客様による本開発者利用規約、ユーザー契約またはプライバシーポリシーの違反。

7. 一般提供アプリケーション。お客様のアプリケーションがお客様の組織外のユーザーに提供される場合には、以下の追加制限および要件が適用されます。

a. お客様のアプリケーションの提供後は、当該アプリケーションの目的および性質を大幅に変更することはできません。お客様は、いつでも新しいアプリケーションまたはインテグレーションの開発や、既存のアプリケーションまたはインテグレーションの削除を選択することができます。

b. お客様のアプリケーションがアプリケーションデータを処理する場合、お客様は、当該活動におけるデータの収集、使用、保管および共有について明確、正確かつ分かりやすく述べた、該当する法的基準を満たすプライバシーポリシーを一般向けに提供し、それを維持する必要があります。当該データ処理は、適用法、お客様のユーザー向けの利用規約、およびお客様のプライバシーポリシーに従ってのみ行う必要があります。「アプリケーションデータ」とは、お客様のアプリケーションを通じて収集されるか、またはお客様のアプリケーションによって使用されるコンテンツおよびデータを意味します。これには、エンドユーザーまたはエンドユーザーがFigmaサービスを通じてやり取りするその他の者に関する情報や、特定可能な自然人に関する情報、プライバシー法の対象となるその他の情報が含まれます。

c. お客様およびお客様のアプリケーションは、(i)適用法令(プライバシー法を含む)に準拠し、(ii)アプリケーションデータ(特定可能な自然人に関するアプリケーションデータやプライバシー法の対象となるその他の情報を含む)の秘密性、完全性および可用性を保護するための技術上、管理上および物理上の安全措置を講じるものとします。

d. お客様は、セキュリティインシデントに気づいた場合、直ちに当社に通知する必要があります。お客様は、当該セキュリティインシデントに関する証拠を保存し、当社が求める情報を提供するものとします。お客様は、セキュリティインシデントの対処、調査、および悪影響の緩和のためにFigmaが合理的に求める措置をお客様の費用負担で講じることに同意するものとします。お客様がセキュリティインシデントを一般に向けて(プレスリリース、ブログ、ソーシャルメディアなどを通じて)通知するか、第三者(お客様の代表者を除く)に通知する場合、当該通知に関して事前にFigmaに相談するものとします。ただし、そうすることによってお客様によるセキュリティインシデントの調査や是正、またはお客様による法的義務の遵守の不当な妨げとならないことを条件とします。本セクションにおいて、「セキュリティインシデント」とは、(i)開発者リソース、(ii)アプリケーションデータ、および/または(iii)お客様のアプリケーションの偶発的、違法または不正なアクセス、使用、開示、変更、喪失または破壊を意味します。

8. 一般条件。

a. 権利の帰属。両当事者間では、開発者リソース、Figmaサービス、およびそのいずれかから取得されたデータに関する権利、権原、権益は、すべてFigmaに帰属し、お客様のアプリケーションに関する権利、権原、権益は、すべてお客様に帰属します。本開発者利用規約に明示的に定める場合を除き、各当事者は、自己の知的財産権に関する権利、権原、権益をすべて保持します。明示的に付与されない権利はすべて留保されており、本開発者利用規約に基づき、いかなるライセンス、誓約、免責、譲渡、許可、その他の権利も、制定法、禁反言、その他により黙示されることはありません。

b. フィードバック。お客様が開発者リソースに関してFigmaにフィードバック、コメントまたは提案(総称して、以下「フィードバック」)を提供する場合、お客様は、支払い、制限および帰属表示なしにフィードバックを使用および営利利用するための全世界的、永続的、非独占的、取消不能、ロイヤリティ無償、全額支払い済みのライセンスをFigmaに付与するものとします。

c. 早期アクセス機能。Figmaが提供する、アルファまたはベータ機能として明確に指定された製品機能(以下総称して「早期アクセス機能」)は、お客様にテスト目的でのみ提供されるものであり、Figmaは、早期アクセス機能を提供することを約束しません。お客様は、早期アクセス機能を使用する義務を負いません。Figmaは、お客様に対して責任を負うことなく、いかなる理由でも早期アクセス機能を通知なく直ちに削除することができます。本開発者利用規約にこれと異なる規定がある場合でも、すべての早期アクセス機能は、いかなる種類の保証も、履行義務も伴わず、「現状のまま」提供されます。

d. 料金。Figmaは、30日前までに書面で通知することで(FigmaのWebサイトの更新による場合を含む)、開発者リソースへのアクセスまたはこの利用に対してFigmaが請求する料金を変更する権利を留保します。

e. 輸出規制。お客様は、米国商務省の禁止命令表(Table of Denial Orders)に記載された国に所在しておらず、当該国の支配下になく、かつ当該国の国民または居住者でないことを表明し、保証するものとします。本開発者利用規約に関連して、お客様は、輸入、再輸入、制裁、反ボイコット、輸出および再輸出規制に関する適用法令(米国の会社に適用される当該法令をすべて含む)をすべて遵守するものとします。