チームの統合とスケール: Figmaが支えるEucalyptusの5つのデジタルクリニック
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要約: 2019年に設立されたEucalyptusは、世界中で数十万人の患者に、アクセスしやすくパーソナライズされた医療を提供するヘルスケアテクノロジー企業です。Juniper、Pilot、Kin、Software、そして最新のCompoundという5つのデジタルクリニックを展開し、オーストラリア、イギリス、ドイツ、日本において、これまでに100万件以上の診療を実現してきました。
Figmaを活用することで、Eucalyptusは5つのクリニック全体にわたって、一貫性があり共感を重視した体験を構築し、投資1ドルあたり5倍の価値を生み出しています。その結果、今年だけで4つのデジタルプロダクトを構築し、6,700点以上のブランドコンテンツを制作することができました。さらに、FigmaのバリアブルやDev Modeによってワークフローが一層効率化され、グローバルに影響力を拡大する中で、市場投入までの時間を短縮しています。
Figmaは、デジタルな患者ケアを提供するうえで最も困難な課題にチームが取り組むことを可能にし、私たちを世界でも有数の強いヘルスケア企業へと成長させてくれました。
— Oliver Ree、プロダクトデザイン責任者、Eucalyptus

課題: 高品質でパーソナライズされたケアを大規模に提供する
Eucalyptusは、高品質でパーソナライズされたケアの提供を中核に据えていますが、それぞれに独自のブランド、対応する症状、患者層を持つ5つのデジタルクリニック全体でそれを実現することは、特有の課題を伴います。高度に規制された業界において、ワークフローの効率性、コラボレーション、コンプライアンスを維持しながら、多様な患者ニーズに対して一貫性があり、共感を重視した体験をどのように提供できるのでしょうか。
「肥満の克服、薄毛の治療、あるいは不妊治療のスタートなど、どのようなケースであっても、私たちは高品質で共感に基づいた体験を提供したいと考えています」と、Eucalyptusのプロダクトデザイン責任者であるOliver Reeは語ります。
複数の国に500人の従業員を擁するEucalyptusにとって、チーム間のシームレスなコラボレーションは不可欠です。患者ケアや医療規制を損なうことなく、部門横断チームがリアルタイムで協働できるプラットフォームが求められています。
「私たちの『デジタルクリニックの集合体』という構造によって、患者一人ひとりに合わせた体験やメッセージングを提供できます。しかし、スケールするにつれて、プロダクトやグロースの面でいくつかの課題も生じてきました。その課題を乗り越えるうえで、Figmaは非常にユニークな形で力を発揮してくれています」とOliverは語ります。
解決策: Figmaで実現する、協働型かつ患者中心のデザイン
Eucalyptusは創業当初から、複数分野にまたがるチーム間のコラボレーションを促進するため、Figmaを主要なデザインツールとして活用してきました。Figmaのマルチプレイヤーモードにより、医師からエンジニアまで、全員が同時にプロジェクトへ参加することができます。これは、規制遵守と患者の安全を最優先とするヘルスケア企業にとって極めて重要です。
「ヘルスケアは複雑で、私たちが向き合っている課題は一人では解決できません。オープンに制作し、コラボレーションを前提とする必要があります」とOliverは語ります。
「Figmaは、テック、コンテンツ、臨床チームをひとつにまとめ、スピード、透明性、そして安全性を重視しながら、これらの課題解決を可能にしてくれます。Eucalyptusにおいて、Figmaは単なるデザインツールではありません。私たちの働き方そのものを根本から形づくっている存在です」と付け加えています。
Figmaは、Eucalyptusにおいて単なるデザインツール以上の存在であり、私たちの業務のあり方そのものを根本から形づくっています。
— Oliver Ree、プロダクトデザイン責任者、Eucalyptus
FigmaのバーチャルホワイトボードであるFigJamは、Eucalyptusのブレインストーミングや認識合わせのセッションに欠かせない存在となっており、チームがオープンにアイデアを共有し、より迅速に意思決定を行うことを可能にしています。

「Eucalyptusにはオープンなデザインカルチャーがあります。誰もが自分の専門性を活かして患者体験を向上させることを奨励されており、最良のアイデアはデザイン、プロダクト、テクノロジーチームの外から生まれることも少なくありません」とOliverは語ります。
5つのデジタルクリニック全体で、一貫性のあるパーソナライズされたケアを実現

Figma内に構築されたEucalyptusのマルチブランド対応デザインシステム「Gumdrop」は、5つのデジタルクリニックそれぞれの独自性を保ちながら、デザインプロセスを効率化します。「プロダクトとエンジニアリングの観点では、FigmaとGumdropによって、ひとつのブランドでの取り組みを5つすべてに活かすことができています」とOliverは述べています。
Gumdropは、デジタルプロダクトやアプリ、さらには印刷物に至るまで、デザイン要素をシームレスに再利用できるようにします。これにより、各クリニックが持つ患者ニーズに合わせながらも、一貫性のあるパーソナライズされたケアを実現できます。

Oliverは次のように説明します。「これはつまり、新機能の構築に1ドル投資するごとに、クリニック全体でそれを展開するだけで、約5ドル分のプロダクトおよびエンジニアリング価値を得られるということです。共有することで、患者さんの生活全体に対する私たちのインパクトも拡大していきます。」
プロダクトとエンジニアリングの分野では、FigmaとGumdropによって、ひとつのブランドでの取り組みを5つすべてに活かすことができます。これは、新機能の構築に1ドル投資するごとに、クリニック全体でそれを有効化するだけで、約5ドル分のプロダクトおよびエンジニアリング価値を得られることを意味します。Figmaによって、チームの誰もが簡単にコンテンツを制作できる一方で、Gumdropは、それらが常にEucalyptusファミリーの一部としての見た目や体験を保つことを保証します。
— Oliver Ree、プロダクトデザイン責任者、Eucalyptus
「もうひとつ興味深いのは、GumdropとFigmaが私たちの成長をどのように支えているかです」とOliverは語ります。GumdropとFigmaは、ブランドアイデンティティを損なうことなく、Eucalyptusのグロースチームが大規模にブランドコンテンツを制作できるようにしています。
「今年だけでも、私たちのグロースチームは、広告、EDM、ランディングページ、動画コンテンツなど、驚くべき6,793点ものブランドコンテンツを制作しました。平均すると、毎週100点以上のコンテンツを生み出している計算になります」と彼は付け加えています。
バリアブルとDev Modeで、より速く患者中心のソリューションを実現

バリアブルやDev ModeといったFigmaのツールは、プロダクト、エンジニアリング、デザインの間にあった従来のサイロを解消し、すべてのチームが足並みをそろえる共通のワークフローを生み出しました。
「Eucalyptusでは、デザイン、エンジニアリング、プロダクトが一体となるトライアド型でチームを構成しています。FigmaのバリアブルとDev Modeによって、コミュニケーションのギャップを埋める共通言語とワークフローが生まれ、その結果、より野心的な機能を開発し、より速く患者の手元に届けられるようになりました」とOliverは語ります。
最も成果を上げているチームは、プロダクト、エンジニアリング、デザインを別々のチームとして捉えるのではなく、ひとつのチームとして捉えています。FigmaのバリアブルとDev Modeによって、コミュニケーションのギャップを埋める共通言語とワークフローが生まれ、その結果、より野心的な機能を開発し、より速く患者の手元に届けられるようになりました。
— Oliver Ree、プロダクトデザイン責任者、Eucalyptus
Figmaを活用することで、Eucalyptusは市場ごとにデザインを迅速に適応させながら、デザインと開発のハンドオフをスムーズにし、常に患者ケアを最優先に保っています。Juniperの日本、ドイツ、イギリスへの最近の展開は、この高い適応力を示しており、さらに今後数か月以内には、Compoundがイギリスでローンチ予定です。

インクルーシブでアクセシブルなヘルスケアデザインの実現
Eucalyptusでは、「患者にとって良い健康を一生続けられるものにする」というミッションの中核に、アクセシビリティとインクルーシビティを据えています。StarkやA11y annotationsといったFigmaプラグインを活用し、ユーザビリティやコンプライアンスのテストを行うことで、すべての患者にとって配慮の行き届いた、アクセスしやすい体験を提供できるようにしています。
「ヘルスケアは、誰にとってもインクルーシブであるべきです。私たちは、思慮深く、規制に準拠し、誰もが利用しやすい体験を生み出すことに、細心の注意を払っています」とOliverは説明します。
こうした患者中心のデザインへの取り組みは、PX (Patient Experience)チームを通じた日々の患者対応、リサーチインタビュー、ソーシャルコミュニティ、ライブデータ、アプリ内フィードバックなど、Eucalyptusのあらゆる患者接点に表れています。
Figmaでは、法務チームともリアルタイムでコラボレーションが可能で、デザインファイルをFigma上で直接レビューすることで、コンプライアンスを確保しています。
「私たちは、医療用語を分かりやすくし、体験そのもの、そして自分自身の健康を理解しやすいものにしたいと考えています。それを可能にしているのが、社内のコンテンツデザイナーと、Figmaに飛び込んで複雑なカスタマージャーニー全体を横断して協働してくれる、素晴らしい法務チームの存在です」とOliverは語ります。
こうした取り組みは最近、英国国立医療技術評価機構(NICE)にも評価され、EucalyptusのJuniper UKクリニックが高いアクセシビリティ基準を満たしていることが認められました。
Figmaは、FigJamでのサービスチームのアイデア創出から、プラットフォームやアプリのデザインに至るまで、患者アウトカムを変革する私たちの取り組みの中心にあります。Figmaは、患者が自身の健康とより意味のある形で向き合い直すことを促す体験づくりを支えてくれます。
— Oliver Ree、プロダクトデザイン責任者、Eucalyptus
今後、Eucalyptusは単にヘルスケアソリューションを提供するだけでなく、患者アウトカムそのものを変革することに注力していきます。グローバル展開を続ける中で、Figmaは、信頼を築き、より深い患者との関係を育む、魅力的でパーソナライズされた体験の設計を支えています。
Oliverの言葉を借りれば、「Figmaは、患者が自分自身の健康に主体的に関わることを促す、意味のある体験を生み出す手助けをしてくれます。それこそが、良い健康を一生続けられるものにするための、根本的な第一歩だと私たちは考えています。」
Eucalyptusについて
業界: ヘルスケアおよびヒューマンサービス
所在地: オーストラリア、イギリス、日本、ドイツ
顧客数: 世界全体で100万件の患者診療実績
ビジネス上の課題: デザインプロセスのインクルーシブ化、デザインシステムの構築と維持、ステークホルダー間の認識合わせ
製品: Figma、FigJam、Dev Mode
Figmaを活用してデザインの規模を拡大するには
優れたデザインは、製品やブランドを差別化する可能性を秘めています。しかし、偉大なものは一人では作れません。Figmaは、製品チームを迅速かつ包括的なデザインワークフローで結びつけます。
企業がFigmaを活用してデザインの規模を拡大する方法の詳細については、当社までお問合せください。
Figmaの主な特長:
- デザインのアイデア出しから、作成、構築までデザインプロセスにおけるすべてのステップを1カ所に集約
- 全社共有のデザインシステムでデザインワークフローを加速
- Webベースでアクセスしやすく、使い勝手に優れた製品で、製品チームのプロセスにおける包括性を促進