デザインはみんなを必要としている:社内で共同デザインするための新プラン
Figma、CCO、Amanda Kleha

企業には、問題を解決するため、アイデアを出し合うため、あるいは単にみんなで楽しむために集まる場が必要です。特に、デザインが全社的に広がり、多くの人がデザインプロセスに参加するようになった今、Figmaは新しい集まりの場になりつつあります。
ところが、Figmaをデザインの場と感じるユーザーが増えるのに伴い、ブレインストーミング、デザイン、構築のすべてを1つの場所で行うのは、少々面倒だという声が聞かれるようになりました。たとえば、Ciscoでは、複数の製品グループが並行して作業することで、部門間の断絶を解消していますが、機能やプロジェクトの数が増えると、ユーザーにとってファイルを探し出すのが大変になるだけでなく、チームにとっての自由度が低くなり、管理業務も大きくなります。
Figmaは、ブレインストームから構築まで、誰もが一緒にデザインプロセスに参加できる場所であると同時に、整理整頓がしやすく、1つのタスクから次のタスクへと移行しやすい場所でありたいと思っています。そのような理由から、より多くの人をデザインプロセスに迎え入れるために、新しいFigJamプランと新しい Figmaエンタープライズプランを開始することにしました。
FigJamのブレインストーミング、ダイアグラム、プランニング、コネクト機能は、ベータ版を終了
FigJamのベータ版提供を昨年4月に開始したのは、ユーザーの皆様から感想やご意見をいただくためでした。最終的には、そのユースケースが正式版FigJamの土台になったと言えます。
それ以来、多くのユーザーに共同作業のツールとしてFigJamをさまざまな方法でご利用いただいています。たとえば、Dwell社では編集チームがクラウドソーシングでアイデアを「次から次へと」生み出し、Square社ではPeopleチームが新入社員のオンボーディングを行い、Twitter社ではエンジニアリングチームが部門を越えて誰もが参加できるバグバッシュをする場所としてFigJamを利用しています。

さまざまなユースケースに対応するため、プラグインやウィジェット、すぐに使えるテンプレートなどを導入しました。今年は、この基盤をさらに強化し、チームがよりエンゲージメントの高いミーティングを開催し、より多くの人をデザインプロセスに参加できるようにしていきます。
FigJamは、Figmaと同様、無料のスタータープランでは、容量無制限の個人用ホワイトボードと、コラボレーター人数無制限の3つのホワイトボードを提供する予定です。組織全体で無制限に共有ホワイトボードを利用する場合は、1エディターあたり3 USドルからのプランをいくつかご用意しています。
大規模な共同デザイン作業を可にする、Figmaエンタープライズ
様々なチームがFigJamを採用し、多くの人がデザインプロセスに参加するようになるのに伴い、ユーザーや管理者にとって、Figmaは複雑、膨大なものに感じられるようになりました。そこで、デザイン中心の企業向けに、デザインプロセスや管理業務の増加に対応できるソリューションを開発することにしました。
そして、Cisco、Dell、Grammarlyなどの企業と提携を開始してから約1年、このたび新しいエンタープライズプランを発表することとなりました。Figmaエンタープライズは、組織間の効率的なコラボレーションに必要なストラクチャー、きめ細かいコントロール、高度なセキュリティ、サポートを提供します。
本日より、FigmaとFigJamにつきましては、それぞれ1エディターあたり月額75 米ドルと5 米ドルでエンタープライズプランをご利用いただけます。以下に紹介する機能はすべて、現在利用可能であるか、今後数か月のうちに利用開始予定です。

組織に合わせてFigmaを構造化
企業は多くのグループや部門から構成されており、それぞれに独自のやり方があります。Figmaエンタープライズは、企業の既存の構造に合わせてFigmaを最適化する方法として、ワークスペースを導入しました。
ワークスペースを利用することで、社内のグループや部署ごとに専用の場所を作ることができます。ユーザーは自分に最も関係のある情報に集中できると同時に、組織のコンテンツにもグローバルにアクセスできます。

ワークスペースを使えば、ユーザーが不要な情報をふるいにかけて関連する情報を素早く見つけることもできます。
- 管理者は、各ワークスペースにデフォルトのチームとライブラリ を設定できるので、ユーザーは最初にどこの場所からファイルやコンポーネントを探せばよいのか簡単にわかります。
- ユーザーは、検索対象を特定のワークスペースに絞り込むことで、検索結果を最適化し、必要なファイル、人、コンポーネントを迅速に特定できます。
全社規模の管理も可能
組織が大きくなるにつれ、管理者は何千ものファイル、人、権限を管理しなければならなくなり、膨大な業務量になります。Cisco社のWebEx Suite設計責任者Travis Isaacs氏が言うように、管理に対する画一的なアプローチは、「設計責任者の業務を煩雑化させる」可能性があります。
Figmaエンタープライズは、管理業務を委任、自動化するためのツールを備えているため、企業は安心してFigmaに多くのユーザーを迎え入れることができます。
- ワークスペースの管理(メンバーシップ、役割設定、調整業務など)は、ワークスペースごとにユーザーを最もよく知っている社内の担当者に委任する。
- SCIMによる役割設定を活用し、アイデンティティ管理プロバイダーを介して、ユーザーにFigmaでの役割を自動的に割り当て、ライセンス管理を合理化する。
- コスト管理のために、新規ユーザーをデフォルトで閲覧制限ありの役割に設定することで、有料シートの請求などは管理者承認を必須にできる。
Figmaエンタープライズのベータ版に参加し、機能を試したCisco社のTravis Isaacs氏は、「Figmaエンタープライズは、チームごとのニーズに対応できる柔軟性を備えています」と述べています。

企業がベストアイデアを守るための管理手段
ユーザーの作業と情報を保護することは、すべてのプランにおいて、Figmaの最優先事項です。企業はFigmaエンタープライズを利用することで、組織やチームが作成したコンテンツへのアクセスや共有の方法をよりきめ細かくコントロールし、万が一に備えてセキュリティレイヤーを追加できます。
Figmaエンタープライズの場合、企業はゲストアクセスポリシーを定義し、外部コラボレーターの組織へのアクセス権限を定義できます。将来的には、エンタープライズAPIを提供し、ユーザーや権限の管理、アクティビティーログの取得をプログラムで行えるようにすることを目指しています。
私たちの目標は、Figmaをあらゆる規模のさまざまなチームが最高のデザイン作業を行える場所にすることです。FigmaエンタープライズとFigJamのベータ版を開始することで、その目標に近づくための有意義な2つのステップを踏み出すことができました。FigJamは、お客様のチームで試していただくことができます。Figmaエンタープライズについて詳しくは、当社の営業チームにお問い合わせください。