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デザイン変革を推進: Figmaで開発を加速するCARS24の取り組み

インドを代表するオートテックプラットフォームであるCARS24は、自動車の売買を超えて、地域をまたいで8つ以上の新規事業を立ち上げるほど急速に進化を遂げています。一貫性のある高品質な体験を大規模に提供するために、同社は、デザイン、プロトタイプ作成、開発者ハンドオフ、コラボレーションを実現する単一プラットフォームとしてFigmaを選びました。

この変化により、デザインは機能から運用資産へと変貌し、企業全体でスピード、構造、コスト削減を推進する原動力となりました。1年以内に、CARS24は拡張可能なデザインシステムを立ち上げ、製品のリリースを加速し、エンジニアリングコストを約30%削減しました。フロントエンドチームからは、生産性が20%向上したとの報告があり、Design System V2とCode Connectを活用することで、同社は今後1年でさらに15~20%のコスト削減を目指しています。

課題: 急成長するエコシステムにおいてのデザインのスケーリング

CARS24は、インド、アラブ首長国連邦、オーストラリアで事業を展開する先駆的なオートテック企業であり、車両所有に関する包括的なサービスを提供しています。インド国内に直営店50店舗以上、フランチャイズ店150店舗以上、さらに12以上の事業分野を展開しており、同社の製品ランドスケープは広範であるだけでなく複雑でもあります。

会社が拡大するにつれて、デザインと開発プロセスは次第に断片化していきました。チームの作業は分断化し、デザイン、プロダクト、マーケティングなどの部門間で連携が取れないことが頻繁に発生しました。

「Figma導入以前は、それぞれのダッシュボード、フロー、さらにはログインまで、誰もが自分のやり方で作業していました。一貫性のある体験を生み出すために、すべてをまとめる必要があったのです」と、CARS24のデザイン部門AVPを務めるAkshit Malhotra氏は述べています。

Legoによる一元管理: CARS24のトークン化されたデザインシステム

20以上の事業ライン全体で一貫性を実現するため、CARS24は、Figma上で完全にホストされる、トークン化された社内デザインシステム、Legoを構築しました。Legoは、ブランドや製品ごとの固有ニーズに対応する柔軟性を維持しながら、チーム間で共通のビジュアル言語とパターンを導入しました。チームは中核システムにテーマ別バリアントを重ねて構築し、CFSPL(CARS24 Financial Services Private Limited、同社のノンバンク金融子会社)、CARS24 Orbit(車両所有のさまざまな側面を合理化するカーマネジメントシステム)、CARS24 New Cars(新車購入のための統一された透明性の高い方法を提供するデジタルプラットフォーム)といったユースケースに取り組みました。

LegoのテーマLegoのテーマ
Figma上で完全にホストされた社内デザインシステムであるLegoは、CARS24が20以上の事業ライン全体で視覚的な一貫性を維持するのに役立っています。

Figmaの導入により、私たちは分散したツールと分断したチームから、1つの強力なプラットフォームに移行しました。これにより、混乱が解消され、明確さが向上し、デザイン、製品、技術の部門間でシームレスなコラボレーションが実現しました。

CARS24、シニアプロダクトマネージャー、Bibek Kumar氏

現在、LegoはCARS24全体で70人以上のデザイナーと120人の開発者を支えています。現在はデザインシステムV2へと進化を遂げており、より広範な導入とさらに容易なメンテナンスを実現するため、ライト/ダークモデルを基盤に構築されています。

NBFC、Orbit、New Carsプラットフォーム向けにテーマ別バリアントを備えたデザインシステムNBFC、Orbit、New Carsプラットフォーム向けにテーマ別バリアントを備えたデザインシステム
Figmaは、CARS24がNBFC、Orbit、New Carsプラットフォーム向けにテーマ別バリアントを備えたデザインシステムを導入するのに役立っています。

Dev ModeとCode Connectで開発者の自律性を実現

FigmaのDev Modeは、ハンドオフプロセスに新しいレベルの可視性と構造をもたらしました。開発者はこれまで、Slackのスレッドや画面録画に頼って確認していましたが、現在ではFigma内で本番環境のデザインを直接確認できるようになり、トークンやスタイル、仕様書にシームレスにアクセスできます。

特に重要なのは、チームがトークン化を厳格に運用することで品質ゲートとして機能している点です。トークンは、デザインと開発の間で共有された期待をともなう標準通貨となっています。「トークン化されていない場合はデザインに戻されます。今は、その水準で責任を持つことが前提です。開発側もこれらのトークンを自分たちのコードベースに組み込んでいます」と、CARS24のデザインシステム責任者を務めるAniket Pandey氏は述べています。

Dev Modeでトークン化されたコンポーネントを点検する開発者Dev Modeでトークン化されたコンポーネントを点検する開発者
Dev Modeを使用すると、開発者はFigmaで仕様とトークン化されたコンポーネントに直接アクセスでき、ハンドオフがより迅速かつ明確になります。

CARS24はまた、デザイン主導のプロトタイピングへの移行の一環として、Code ConnectとFigma Makeの導入も開始しました。デザイナーは、ユーザーが実際にどのように製品と関わるのかをシミュレートする、現実的でインタラクティブなフローを作成しています。これにより、開発者はコードを書く前に、ロジック、動作、意図をより明確に理解できるようになりました。その結果、チームは曖昧な要件について議論する時間が減り、実際の体験を洗練する時間が増え、より高速な反復、QAサイクルの短縮、実装時の予期せぬ問題の減少が実現しました。

抽象的に議論する代わりに、早期にプロトタイプを作成し、実際のものに対するフィードバックを得ます。そうすることで、フィードバックループを迅速に閉じ、より良い結果を得るのに役立ちます。

CARS24、デザインシステム責任者、Aniket Pandey氏

FigJam: 戦略的リブランディングから日々の習慣まで

CARS24のブランド刷新において、FigJamは共同創業者、複数の代理店パートナー、そして地理的に分散した機能チーム間の連携を可能にしました。初期のムードボードから150以上の店舗の再設計まで、ブランド刷新の全プロセスがFigJamで進行しました。

リブランディングワークショップリブランディングワークショップ
150以上の店舗の再設計からフィードバックのマッピング、ロードマップの整合まで、FigJamはCARS24の最も協働的なチーム活動を支えています。

また、FigJamは日常業務のワークフローも支えています。たとえば、週次プロダクトアワー会議では、チームが通話記録を分析し、CXインサイトを抽出してロードマップに直接反映します。そのようなインサイトの一つ、車の詳細ページにコールバックボタンを追加するという単純な要望がUI変更につながり、コンバージョン率が12%向上しました。

当社の研究者はFigJamを日常的に活用しています。PMからSEO担当者、カスタマーエクスペリエンス担当者まで、全員がフィードバックの収集、インサイトの統合、迅速な連携のために利用しています。

CARS24、デザイン部門AVP、Akshit Malhotra氏

部門横断的な文化の構築

CARS24では現在、コアデザインチームに加えて、PM、研究者、SEO専門家、開発者、モーションデザイナー、コンテンツライター、さらにはビジネスステークホルダーまでもが、Figmaを積極的に活用しています。この実践を際立たせているのは、単なるアクセスではなく流暢さです。新しい採用者は速やかにFigmaにオンボードされ、デザイン以外のチームも文脈に合ったフィードバックを残したり、迅速な実験のために既存のコンポーネントを構築することを奨励されています。さらには、CEOも積極的にデザインファイルに関与しています。こうした部門横断的な文化の変化が、より的確なフィードバックと迅速な調整をもたらしています。

デザイナー以外にも、製品、R&D、コンテンツ、リーダーシップなどの部門がFigmaを活用し、リアルタイムで実験し、コラボレーションを行っています。

AI、プラグイン、そして今後の展望

今後の展望として、CARS24はAIと自動化がワークフローを加速する方法を模索しています。テーマの自動生成や自動プロトタイプ作成、マーケティングチームがキャンペーンアセットをセルフサービスで作成できるようにするなど、その範囲は多岐にわたります。同社はまた、レイアウトデザインとコンポーネントの反復を迅速化するため、FigmaとCursorの統合を進めると同時に、品質を損なうことなく速度を向上させる新たなMCP APIの実験も行っています。

導入には労力が必要です。しかし、チームが連携し、デザインが一元化されれば、その見返りは計り知れません。今日の課題解決のためだけでなく、会社の向上心に合わせて拡大するシステムを構築しているのです。

CARS24、デザイン部門AVP、Akshit Malhotra氏

長期的な目標は完全なデザインの自立化です。フロントエンドのボトルネックなしで新しいページ、キャンペーン、実験をリリースできるチームを目指しています。Figmaがワークフローを支えることで、デザインはもはや支援的な役割ではなく、企業全体でスピード、コスト削減、規模の拡大を牽引する役割を担うことになります。

Figmaを活用してデザインの規模を拡大するには

優れたデザインは、製品やブランドを差別化する可能性を秘めています。しかし、偉大なものは一人では作れません。Figmaは、製品チームを迅速かつ包括的なデザインワークフローで結びつけます。

企業がFigmaを活用してデザインの規模を拡大する方法の詳細については、当社までお問合せください。

Figmaの主な特長:

  • デザインのアイデア出しから、作成、構築までデザインプロセスにおけるすべてのステップを1カ所にまとめます
  • 全社共有のデザインシステムでデザインワークフローを加速します
  • Webベースでアクセスしやすく、使い勝手に優れた製品で、製品チームのプロセスにおける包括性を促進

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